R２５に「日本語で言え！不快なカタカナ語」という刺激的なタイトルの記事が掲載されていました。 カタカナのビジネス用語、おかしくて疑問に思うことも多いです。
はてなでもこの記事を元にしたまとめサイトが、たくさんのブックマークを集めてホッテントリ入りして盛り上がっていました。きっとみんな一言申したくなる話題なのだと思います。
1位 コミットメント（約束、集中する） 149pt
2位 ユーザー（利用者、消費者） 125pt
3位 エビデンス（証拠、確証） 92pt
4位 スペック（能力、性能） 87pt
5位 アジェンダ（議題、課題） 67pt
6位 コンセンサス（合意） 58pt
7位 フィックス（決定） 53pt
8位 ジャストアイディア（思いつき） 42pt
9位 シェア（共有） 41pt
10位 ペンディング（保留、中止） 33pt※番外
11位 シナジー（相乗効果） 32pt
12位 タスク（仕事、やるべきこと） 27pt
13位 ブラッシュアップ（良くする、練る） 25pt
14位 タイト（厳しい、時間がない） 22pt
14位 メソッド（やり方） 22pt
16位 デフォルト（標準、基本、初期設定） 21pt
※アンケート結果です。元記事には各々不快な理由も乗ってますのでそちらも面白いので読んでみてください。
挙がった言葉を見てみましょう。ユーザー、スペック、デフォルトは別にいいのでは？ 一般化している言葉のような気もしますが、あとはなんとなく不快な理由も同意できます。
選外ですが僕もいくつかなーんかイヤだなと思う言葉があって、代表的なのはスキームですかね。アグリーメント・ウインウイン・ガバナンス・ファクト ・アサイン ・ジョイン・オミット ・インバウンド あたりも違和感がありますね。「アサイン・ボルト」とか「ガバナンスがガバガバ」とかは逆に好感度が高いんですけどね。
そういえば逆になってない「逆に言うと」乱発にもイラッときますね。「スイーツ」もコンビニやスーパーのは「お菓子」や「デザート」でええやんけって思います。 あれ？ 話がずれてきてるわ・・・
当ブログの不快なカタカナ語
ちょっとまて。そこまで言うからにはお前のブログはどうなんだよ？
というわけで、このブログにはR25で選ばれた「16個の不快なカタカナ語」がどれくらい含まれているのか？？ 出現回数を調べてみました。
Linux サーバー上からサクッと Python で書いたクローラーでカウントしています。というのは全くの嘘で一語ずつサイドバーの検索ボックス
こいつに放り込んでヒットしたページに再度アクセスして数えるという、職人の手作業による集計結果です。
当ブログの不快なカタカナ語出現回数
さっそく発表します！！
シナジー ７回
ユーザー ４回
メソッド ３回
タスク １回
ブラッシュアップ １回
デフォルト １回
コミット（メント）１回
・・・・・・。
お前も結構毒されてるじゃないか！！
普通に使ってましたね・・・。僕は昔 SIer 企業で働いており、ときおりぶん殴りたくなるような不快なカタカナ語というのを聞いてきました。この人達はなぜ恥ずかしげもなくペラペラ使えるんだろうか？ とか思ってました。
かくいう僕も風土に染まるに連れてこれらのカタカナ語をすまし顔で使うと技を覚えていきました。なんか後ろめたいことをボヤかしたいときはルーになるくらいに割合が増えたような気もします。
その後フラフラ放浪していた社会から離れた時期を経て、今の仕事場もゆるい感じなのでだいぶ毒気も抜けたかなと思ったのですが、そんなこともなかったですね。
おわりに
けっこう不快感をあらわにしましたが、このあたりって職種や所属する組織によっても違っていて、組織のわくやプロジェクトできちっと概念が共有できるのであれば良いと思います。特にこういうのを恥ずかしげもなく堂々と使えるのは、人としてどうなのかは別として仕事をコントロールする一種のテクニックでもあると思ってます。もちろん空気も読まず、相手のことも考えずにやたらと使いすぎるのは論外です。
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ブログ的には「エントリー」って言葉。「記事」や「投稿」でいいかなと思うもなんとなく軽くしたくて使っちゃいます。乱発してますけど、いつもちょっとだけ恥ずかしい感じがしてます。
あ、まだ使ったことないのがあった！ この流れなら言える！！
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